活動内容
全中理など全国の理科教育研究会組織が一体となって理科教育の充実を図り、国際社会の中で科学技術創造立国日本の発展に資する人材の育成とともに未 来を担う子どもたちの科学リテラシーを育む目的で、例えば、まだ計画段階のものもありますが、次のような事業を行っていきたいと考えています。また、これらの事業展開を通して、全国の理科教育研究組織の活性化と理科教員の資質向上に資する活動を行っていきます。
全中理支援センターパンフレット
情 報交換事業 |
各 地で行われている優れた教育実践を全国に紹介する活動を行う 新 しい教育情報などを全国に伝える活動を行う |
表 彰 事 業 |
優 れた教育実践に対し賞状などを授与する活動を行う |
調 査 事 業 |
組 織を通して全国的な調査活動を行う |
研 修 事 業 |
教 員の研修会や生徒の学習会などの企画・運営を行う |
活動の観点
(1) 主体的・対話的で深い学びの授業実践を通して、科学的に探究する学習活動を充実させる。(2) 教科等横断的な学習展開や習得・活用・探究などの学習のねらいなどを達成するための効果的な指導計画を作成する。
(3) 知識及び技能を活用するための学習活動や教材を工夫し充実を図る。
(4) 内容や系統性に留意した学習活動を進めることにより,学習の定着と内容の理解を深める。
〇 具体的内容
① 観察・実験を重視した学習⇒観察・実験の見直し、検討・試行② 課題解決学習の場を設定した学習⇒課題設定のための手立てと支援の検討・試行
③ 見通しと振り返りの場を設定した学習⇒指導計画と授業設計の検討・試行
④ ものづくりの場を設定した学習⇒ものづくりの内容と授業設計の検討・試行
⑤ 科学的な基本概念の形成を目指した学習⇒指導計画と授業設計の検討・試行
⑥ 学習方法の習得のための学習⇒プログラミング学習によるPDCAサイクル思考の習得
〇 具体的手立て
(1) 学習時間保障のための指導計画3年間を見通した年間指導計画の中で、各単元の学習指導内容と指導のねらいに応じた指導順序と指導時間配分を検討する。
(2) 言語活動の充実
生徒個人の考えを小集団で相互に評価しあい、再び個人としての考えを再構築させる学習形態を展開する。
(3) ICTの活用
観察・実験から得た知見を、生徒自らがICT機器等を活用して表現し共有する学習形態を展開する。
(4) 継続観察実験や自由研究の充実
指導計画の中で年間1つのテーマを取り上げ継続的な観察実験を行わせたり、4Qsなどの手法を用いるなどして明確化した学習課題を持たせて継続的に 観察実験を行わせたりするなどの授業と関連を持たせた学習を継続的に行わせる。
(5) 学習関連施設との連携
地域にある科学館などの施設や教育団体と連携をとり、学校教育の中に地域の教育力を導入する学習形態を展開する。
(6) 社会生活との関連
ICT機器を利用して学習内容と実生活の状況の関連性などを授業の中に取り入れるなどの授業設計を行う。
このような活動を全国で展開していくためには、 幼稚園、小学校、中学校、高等学校、特別支援学校全校種の理科教育をはじめとする各校種の各種教育研 究会との連携・協力が不可欠です。
そのために、文部科学省及び各都道府県、市区町村教育委員会の教育行政機関、日本理科教育振興協会や教科書出版企業等の理 科教育関係機関、各校種校長会、各校種理科教育研究会等の各校種教育研究会など、理科教育に関わる幅広い機関の方々にご理解とご協力をお願いいたします。